読み書き困難と診断されたときのこと

お母さんとして

次男の読み書き困難の診断がされたとき、
私はとても孤独でした。

 

実際は

病院の先生はいつもとても誠実に対応して下さったし、
担任の先生は次男の笑顔のために、尽力して下さった。
実母も分からないながらも、否定することなく、
理解しようとしてくれた。
友達もいつだって私の話を聞いて受け入れ、寄り添ってくれた。

 

当時からとても感謝していたし、
その環境はとてもとても有難いものでした。

 

 

でも、あの頃を振り返ると

「私は孤独だった」「ひとりぼっちだった」

という言葉が一番しっくりくるなと今、思います。

 

 

そして、それが一番しんどかった。

 

 

とにかく、何も分からなかった。

確かなものが何一つなかった。

 

「読み書き困難」がどういうことなのか。
それは治るものなのか。
これからこの子はどうなるのか。

東京の都会のど真ん中では色々な支援が進んでいるらしいけど、
こんな田舎に住むこの子はどうなってしまうのか。

 

分かっているのは

「重度の読み書き困難」

ということだけでした。

 

 

真っ暗闇で窒息しそうに苦しい半年間でした。

 

 

今は
地元でも読み書き困難の子がいるお母さんに出会い、
学習支援員養成講座を受講したことで、
様々な支援方法を知り、
あの時の「暗闇」なんかぶっ壊してやるわ!
という勢いです(笑)

 

 

今日は一日、

あの時の私が欲しかった言葉って何だったかなぁ

と考えていました。

 

先の見通しがあれば少しは安心できたのかなぁ、とか。

 

でも結局、分かりませんでした。

 

周りの人たちは、
あの時できる最善の対応をしてくれてた。
そして私は、
あの時できる全力を尽くしに尽くした。

 

 

きっと、何を言われても変わらなかったと思います。

 

 

もし、それでも何か声をかけるならこれかなと。

 

 

大丈夫。
あなたがまだ知らないだけで、いくらでも方法はある。
まだ知らないだけだから、大丈夫。

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